創業当時、富士通の肩書きをもったSEがアスコットのSEとなった途端、同じ人間でありながらお客様の評価が大きく違うことを、私達は身にしみて感じました。 お客様が企業の中核的システムの開発作業を、創業間なしの無名のシステム開発会社に委ねることに消極的になるのは、当然のことでした。 この克服は大問題であり、アスコットがシステム開発会社として事業展開を図っていくためには、何としてでも解決しなければならない根本的経営課題でした。
「信用が無くては、お客様からシステム開発の注文を戴けない」。信用力確保は中小システム開発会社の最重要テーマであります。 このテーマに対しては、有り難いことに当社のような創造的志向の中小企業に、公的支援制度が各種用意されていました。 私達はこれらの公的支援制度に積極的にチャレンジし、ことごとくその認定を受けることができました。そのことから、徐々にではありますが、信用力を高めていくことができました。
たとえば前述のとおり、「ASPAC-消費財卸」の開発時に中小企業金融公庫殿の「新規事業育成貸付制度」の適用を受け、無担保枠の確保等ができ、ひいては商談中のお客様から信用力の高い評価を得られるようになってきた訳であります。
このように、認定取得が難しい公的制度に積極的にチャレンジし、合格することが当社のシステム開発企業としての評価向上につながり、「信用力の確保」を収めることができるようになった訳です。
私はシステム開発企業として、信用力・信頼性を確保するためのポイントは以下の3つと考え、そのための努力をしてきました。
@「公的認定」に積極的にチャレンジして、その成功を収めること
A「信の得られるSEたること」
Bアスコットが企業として、「安定性、安全性」が確保できること
@の「公的認定」については、公的認定のページをご覧ください。 Aの「信の得られるSEたること」とは、
一つ、SEがその技術力を十分に身につけ、ノートラブルでシステム開発ができること
二つ、システム開発の生産性が高く、どこよりもローコストで開発できること
三つ、さらにはお客様との守秘義務が守れること
であります。
当社では、先輩SEが後輩を指導するために、システム作業はチーム編成で行っており、SE教育は日常的作業の中で行っています。
その結果、創業以来、殆どノートラブルでシステム移行を実現してきました。
さらに平成19年、情報セキュリティとしてISO27001の認証取得をしました。
Bの「企業の安定性の確保」については、おかげさまで、お客様の評価も高まり、アスコットの経営基盤は頑強なものとなってきました。お客様の数も創業時は0社で出発しましたが、現在では、500社に達し、創業以来増収増益を続けています。その結果、信用調査企業 帝国データバンク・東京商工リサーチからは、60点以上の高い評点を得ています。
アスコットは、お客様のメンテナンス・サポートのためにも、絶対つぶれてはいけない会社です。 次へ ≫