金属加工業(プレス加工)様における生産管理システム導入事例
業種
金属加工業
主にプレス加工・タレパン等により金属加工を行う
家電メーカーや機器メーカー向けの部品製造を主に行っている。
プレス加工については外注比が約2割。
※但し、海外に現地法人がありシステム上はそちらも外注扱いとしている
プレス加工を外注するだけではなく、鍍金加工・組立等を行う事も多い
管理設備
プレス機 33台
タレパン・ブレーキ等 5台
溶接機 30台
その他工作機械 31台
※ブレーキ・溶接機・その他工作機械等はライン毎の管理の場合もあり
主な取引先
家電製品製造メーカー、キッチン製造メーカー、理美容機器メーカー等
旧システムでは生産管理・販売・購買それぞれで個別にシステム構築が行われており、各システム間
のデータの連携も行っていなかった為に、同一データの2度打ちなど非効率な業務が行われていた。
また、金属加工業として必要な金型等はシステムで管理しておらず、すべて帳簿での管理となって
おり、実績やメンテナンス等の情報および外注先への貸し出し状況等を把握するのに非常に多くの
手間を掛けていた。
生産管理システム導入に当たっては、販売・購買まで含んだ全社的に活用可能なシステム構築
を行える事を第一に選定が行われた。
また、社内の大きな問題であった金型の管理を生産システムに連携して行える事が望いと考えていた。
ASPAC-生産管理は生産管理システムだけではなく、受注から出荷・売上の販売管理システム
および外注発注・材料発注から入荷・仕入までの購買管理システムまですべて含んだパッケージ
であり、選定基準に合致した。
EDIを数社行っておられたことと、社内で使用されていた帳票があったので、その部分については
追加でカストマイズを行ったが、基本的な部分はパッケージそのままで導入を行う事ができた。
また、ASPAC-生産管理では金型管理が標準で行えるようになっており、生産実績に連動した
金型実績の蓄積や、金型に対するメンテナンスの記録および金型の外注への貸し出しの記録等
必要とされていた機能がほぼ揃っており、この部分についてはまったくカストマイズを行わず
導入することができた。
・システムの統合
当初の目標通り、生産管理システムと販売・購買のシステムを統合する事ができた。
副次的効果として全社的な在庫管理が可能となり、正確な製品・仕掛品・材料の在庫を把握
できるようになった。
・金型の管理
それまで帳簿で行っていた金型の管理をコンピュータシステムで行えるようになった。
金型毎の収支も確認できるようになり、取引先に対する金型の製作・維持費用請求等も忘れずに
行えるようになった。
・EDIの活用による業務の効率化
それまであまり活用できていなかったEDI情報を積極的に使用するようになり(1社→5社)、
受注・出荷の入力の省力化および正確化を実現できた。
また、フォーキャスト情報の取り込みを行うようになり、生産計画の策定に活用できるようになった。
結果として外注への発注を早期に行えるようになった。