紙卸売業向け販売管理システム
「ASPAC−紙卸」

株式会社オービシ様 システム導入事例

パッケージ製品の一部
洋紙・板紙の卸売を行っている株式会社オービシ様。
特に、箱や包装紙などのパッケージを得意としており、長年培ってきた加工ノウハウと技術力の高い加工業者との強い繋がりによって、低コスト高品質のパッケージ製品を提供されています。
その評判は全国規模で高く、大手有名衣料品店の包装資材や地方の焼酎の紙パックなど、幅広い分野でご活躍されています。
2014年、同社にご導入して頂いた「ASPAC-紙卸」。
当システムをご導入頂いた経緯とシステムの導入の効果について、代表取締役社長の増田様と仕入部次長の與(あたえ)様にお話を伺いました。
導入の背景
2009年頃、旧システムの入替時期であったため、紙業界に特化した販売管理パッケージソフトを探していた増田社長。
そんな中、この「ASPAC-紙卸」を紹介された。
その当時の事を、増田社長はこう振り返る。

代表取締役 増田社長
「数社のデモ・プレゼンを聞きましたが、一般の販売管理システムを紙業界向けにカスタマイズしたものばかりで、紙卸業界向けに開発されたパッケージソフトはこの「ASPAC-紙卸」だけでした。
それに"中小企業向け"というフレーズにも興味を惹かれました。
さらに導入の決め手になったのは、アスコットのSEが紙卸業界の知識に精通していることです。
この業界は専門用語や特殊な処理が多く、アスコットであれば意思疎通もうまくいきシステム導入もスムーズにいくと感じたため「ASPAC-紙卸」を選びました。」
"アスコットでは、各パッケージ毎にその業界に精通しているSEが、コンサルからシステム開発まで全て行う。それがアスコットの強みであり、ASPACシリーズの最大の武器である。"
導入の効果
請求処理時間が6分の1に!運用コストが激減!
与信管理の強化でリスク回避!!
「全ての処理時間が短縮されたので、業務が前倒しできて助かっています」と、與次長は語る。

業務の風景
「例えば、請求処理にかかる処理時間は旧システムの6分の1に短縮され、
また、入力画面のレスポンスも早くなり日常業務がスムーズになりました。
他にも、伝票を倉庫の各階に出力するようにしたため、事務所まで取りに行く手間が省けたことや、
配達状況が画面上ですぐに確認できるようになったため、取引先からの問い合わせに迅速に対応できるようになったこと、
営業資料が自動的に作成されるようになったため、資料作成のための入力作業が無くなったことなど、
ASPAC-紙卸を導入したことによる効果は、あげればキリがない程あります。」
また、運用にかかる費用面でも成果が出ているとのこと。
「旧システムではリストでしか確認できなかった実績などが、ASPAC-紙卸では全てのデータが見やすい画面で見れるようになったため、そのリスト出力が不要になったり、
必要な伝票の種類を見直したことで、印刷にかかる費用が格段に減りました。」
「それだけではありません」と増田社長が続く。
「与信管理の強化は大きいです。我々、中小企業にとっては非常に大事なことですから。」
「ASPAC-紙卸」では、与信限度額に対して事前に設定した割合に達するとアラームリストにてお知らせしたり、
入力時に与信限度額を超えることがないように入力制限がかかる仕組みになっている。
増田社長はこの仕組みをフルに活用し、与信リスクを回避してきた。
このことは経営者にとって重要な成果であり、さらには経営戦略にも活用したいと考えている。
今後の展開
今後の展開について増田社長は、
「弊社の主力商品である厚紙(パッケージ用板紙)の需要は比較的安定しておりますが、紙卸売業全体で見れば、スマホやタブレットなどの普及による電子広告・書籍の成長に大きく影響を受けています。
今後は、協力会社とタイアップして紙製品の開発を行うなど他の取引先層も増やしていくことを視野に入れています。」と新たな挑戦への意気込みを語った。
"今回、オービシ様のインタビューを通じて、「ASPAC-紙卸」を導入して多くの成果があったことがわかった。
與次長から「助かっています」との言葉を頂いたときには、非常に嬉しく思った。
また、増田社長の、取引先や協力会社を大事に思う気持ちと、経営者としての熱い思いを聞き、とてもパワーのある企業だと実感した。
「ASPAC-紙卸」は紙卸業界に特化した販売管理パッケージソフトであり、毎年、機能強化を続けている。
今後も新たなご提案などを行い、オービシ様をシステム面から支援していきたい。"