管工機材業界を中心とした生産財卸売業は、昨今、取扱商品が増え続け、その商品点数は、小規模な卸売業においても、約十万点にも及んでいます。業界では、2次元バーコードを前提とした業界統一商品コード作成の動きがあり、メーカ、卸(在庫販売管理)、小売(販売管理)が同一の商品コードを利用できる環境が整いつつあります。
卸売業に対して、得意先からは、得意先が必要とする商品を納期どおりに間違いなく供給すること、一方、メーカからは商取引効率化のための、EDI要請が強くなされています。即ち、卸売業は、製・配・販のサプライチェーン(SCM)の中核的機能を果たすことが求められています。
しかし、卸売業は、伝統的商取引慣行による旧態依然の経営体質企業から脱皮できず、このままでは、卸売企業としての存在が問われ、淘汰されかねない状況にあります。同時に、販売管理ソフトも、売上・仕入計上以後の事後処理的な販売管理システムが多く見受けられます。
つまり、卸売業としてサプライチェーン(SCM)に対応でき、経営効率化の実現が販売管理システムの重要な経営課題になっているのです。
そこで、業界の伝統的商取引慣行による経営体質の改善、卸売業のためのSCM販売管理システムの開発に取り組みました。
ASPAC−生産財卸では、在庫管理の改善、取り扱い商品の多様化への対応、得意先サービスの向上、取引先とのEDI対応などの、経営課題を解決し、業務改革をこの販売管理・在庫管理パッケージソフトが支援します。
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2008年1月現在
大阪管工機材商業協同組合様が推進開発中の管工機材業界統一商品コードのデータベースから自社の必要とする商品情報をインターネット経由で商品データベースの取り込み、検索、絞り込みを可能にしております。
さまざまな取り扱い商品を「在庫品」と「取寄せ品」、「直送品」の商品管理区分に整理し、各々に対応した受注発注管理機能を利用することで受注発注、入出荷業務の効率化を実現できます。
商品区分別に常備在庫品の絞込み、手配品(取寄せ品、直送品)の在庫管理と不良在庫・過剰在庫の管理が実現でき、出荷実績をベースにした最適な発注点計算機能と発注点に基づく自動補充発注が可能です。
倉庫内の商品ロケーションの管理を定番在庫棚、取寄せ棚ごとに管理ができ、ハンディーターミナルによる入出荷検品、梱包検品による商品知識の無いパートやアルバイトでも高生産性作業を実現できます。
工事現場単位の受注から出荷納品、発注から手配品(取寄せ品、直送品)の納品から請求、回収までの管理、さらには、売上・粗利益実績を工事現場単位で管理することができます。
過去の出荷履歴や入荷履歴をおおよその日付、取引先、品名、材質や規格寸法等であいまい検索を可能とし、受注登録機能と連携することで営業以外の事務社員でも高品質な受注登録を可能にしております。