欠品を無くしたい・・・
在庫を減らしたい・・・
発注作業を楽にしたい・・・
さまざまな悩みを抱える在庫管理。ASPACシリーズは会社の資産である商品を「金額管理」「数量管理」「品質管理」の3つの側面から在庫管理をサポートします。
ASPACシリーズの在庫管理システムの特徴
ASPACシリーズの在庫管理システムは取り扱い商品の市場状況に応じた取引特性と商品ライフサイクルを考えた在庫管理をシステム化しています。
取引特性に応じて定番在庫品、定番非在庫品(取寄せ)と非在庫品(都度発注)に分類して在庫管理をします。
在庫を持って販売する商品、補充発注対象商品
短納期での納品が必要な商品、売れ筋商品、一定のリピート商品
商品コード化対象
定期的な出荷はないがニーズのある商品
都度取寄せ対応、直送専用品
商品コード化対象
受注都度取引で在庫にならない商品
諸口商品コード対象
導入期 ・・・ 商品の認知度が低く、どう展開していくかわからない
成長期 ・・・ 認知度が高まり、競合商品も出てくる
成熟期 ・・・ 市場拡大が望めなくなり、競合シェアを奪う必要がでてくる
衰退期 ・・・ 市場から撤退する段階で、商品を売り切るため値引も活性化
ライフサイクルの段階を見極め、それぞれの段階で適切な対応をすることが売上や利益の確保に重要な意味を持ちます。
ASPACシリーズの在庫管理システムは商品ライフサイクルに合わせた在庫管理を行い、無駄な発注を防ぐことを実現しています。
在庫数は得意先からの注文により出荷(減少)と、次の注文のための補充発注(増加)を繰り返して日々変化します。発注が少ないと注文に答えることができず欠品となり、需要より発注が多いと過剰在庫となってしまいます。適正在庫管理は在庫管理システムの重要なポイントです。
「出荷」は顧客からの注文によるものであり、コントロールできませんが、「発注」は自らの主導権で行うことができるため、コントロールが可能です。
いつ発注するか、いかに発注量を決定するかが在庫管理の重要なポイントとなります。
一般的な在庫管理の発注点発注方法には次の4種類があります。
@「定期定量発注方法」 | 発注タイミングが定期で発注量は固定量 |
---|---|
A「定期不定量発注方法」 | 発注タイミングが定期であるが、発注量は必要量(可変) |
B「不定期定量発注方法」 | 発注タイミングは必要時で発注量は固定量 |
C「不定期不定量発注方法」 | 発注タイミングは必要時で発注量は必要量(可変) |
自社に合った、経済発注量の発注計算を行なう在庫管理システムが必要です。
発注点発注計算は有効在庫数が発注点(OP)を下回った場合に次の式で発注量を計算します。
発注量(Q) = 最大在庫数(M) − 有効在庫数 + リードタイム数(LT)
発注の起点となる発注点や最大在庫数はどのように計算するのでしょうか。
固定の発注点や最大在庫数では市場の変化に対応しきれません。
発注点のマスタメンテナンスも時間が掛かり発注担当者の負荷となります。
発注をコントロールするためのポイントとなるのが商品の出荷頻度を表す「一日平均出荷数」です。一日あたり必要な出荷数を元に発注点や最大在庫数を決定することで市場の変化に合わせた発注のコントロールが可能となります。
ASPACシリーズの在庫管理システムの自動発注計算は「一日平均出荷数」をベースとして行なっています。
食品卸売業の在庫管理システムには、賞味期限の管理が必要になります。
食品業界では3分の1ルールが常態化し、出荷できる期限か否かの判断機能が必要です。
ASPACシリーズの在庫管理システムの有効期限管理は入荷時点で賞味期限を在庫情報に付加し、日付の逆転チェックなどの食品業界の商慣習に対応した機能を用意しています。
入荷期限管理、前回日付管理
有効期限別在庫管理
出荷有効期限管理、前回出荷日付管理
「どこに」「何が」「何個ある」を在庫管理システムで管理し、パート・アルバイトが容易にピッキング作業や入庫作業が行えるしくみが重要です。
ASPACシリーズの在庫管理システムのロケーション管理はロケーション番号と在庫種類を合わせて管理します。
倉庫 | フロア | 列区画 | 棚番 | 段 | 番 |
---|---|---|---|---|---|
○○ | ○○ | ○○ | ○○ | ○ | ○○ |
荷姿や特性に合わせて在庫管理をします。
バラ在庫、ケース在庫、特定得意先専用在庫、返品在庫
返品在庫は得意先から返品で引き取った在庫です。
すぐに出荷対象にはせず別に在庫管理します。
在庫管理には在庫金額の管理機能が必要です。在庫状況を把握することは会社にとって非常に重要です。
在庫評価単価には移動平均単価、総平均単価、最終仕入単価、標準単価があります。
在庫が何回入れ替わったか(販売したか)を見る指標です。
月間で計算したり、年間で計算したりします。
在庫回転率 = 計算期間の売上原価 ÷ 計算期間の平均在庫金額
在庫回転率は回数ですが、何日で在庫が入れ替わるか(販売したか)を見る指標です。
在庫回転期間 = 計算期間日数 ÷ 計算期間の在庫回転率
棚卸はシステム在庫数量を現物と一致させる目的と商品価値のなくなった商品や不良品を探す目的もあります。
ASPACシリーズの在庫管理システムは会社の資産である商品を効率よく不一致を正す棚卸機能を2種類用意しています。
循環棚卸 ・・・ 特定フロア(ゾーン)など部分的な棚卸機能
一斉棚卸 ・・・ 倉庫全体を一斉に棚卸する場合の機能
ハンディ端末を利用した棚卸も標準装備です。
以上、述べてきました「在庫管理システム」は以下のASPACシリーズの各パッケージで適用しています。
日用品や家庭用品などを小売店に納品される卸売業のための販売管理・在庫管理システム
加工食品や菓子を小売店に納品される卸売業のための販売管理・在庫管理システム
管材や建築資材を施工業者、代理店に販売される卸売業のための販売管理・在庫管理システム
医療材料や消耗品、機器を病院に納品される卸売業のための販売管理・在庫管理システム
シャンプーや頭髪化粧品、器具などを美容サロン、理髪店に納品される卸売業のための販売管理・在庫管理システム
洋紙・板紙・ロール紙などを印刷業者などに販売される紙卸・代理店向け販売管理・在庫管理システム
ねじを専門店、メーカーなどに販売されている卸売業向け販売管理・在庫管理システム