消費者ニーズの多様化、少子高齢化による人口構造変化、販売調達チャネルの多様化など、消費財業界は様々な環境変化への対応を求められています。 その対応含め、業界では『 小売店 ← 中間流通(卸) ← メーカー 』のサプライチェーン各チャネル間の連携強化を図るため、取引のEDI化が推進されています。
消費財メーカーにおいては、そのEDI化に取り組み、卸・小売との連携強化を図り、適正な流通在庫実現のための生産計画立案、卸・小売へのスムーズな商品供給の実現が課題といえます。
そのためには、各メーカー社内においても「販売部門」「製造部門」間で緊密に情報連携を行い製造・販売業務を遂行できる環境を整えなければなりません。
「ASPAC-消費財メーカ」は、「卸小売とのEDI連携・商談管理・出荷物流・実績分析他機能で構成される販売管理システムモジュール」、「生産計画、手配計算、工程管理他機能で構成される生産管理システムモジュール」を統合させた、消費財メーカー様の経営課題解決型パッケージとして開発いたしました。
2014年8月現在
消費財の業界においては、卸売業・消費財メーカー間のEDI化が推進されており、消費財メーカーとしてもこの業界EDIへの取組が必要です。 小売店と直接取引をされる場合にはEOSへの対応も求められます。 在庫管理面からは卸からの通常の在庫補充発注への対応以外に、店頭特売セールと直結した大量のスポット注文などに対しても欠品を起こすわけにはいきません。 この様な課題への対応には、「販売部門」と「製造部門」の緊密な情報連携・共有が必要不可欠です。 また、卸からの注文数量単位もケース単位からバラ単位へと少量化傾向にあり、ピッキング作業負荷増、納品品質の劣化につながっています。
「ASPAC-消費財メーカ」の「販売管理システム」ではこのような、消費財メーカー様の経営課題解決のためのパッケージシステムとしてご提供いたします。
@ 卸−メーカー間業界標準EDI対応機能 ・ プラネット、ハウネットEDIに標準対応
A 小売店EOS対応機能 ・ 簡単EOS、専用納品書対応機能 ・ 流通BMS対応
@ 個別商談管理機能(チラシ特売) ・ 個別商談(量販店特売や生協チラシなど)の商談情報をシステムに登録、管理 − 商談情報に伴う在庫確保(出荷時欠品防止) − 商談実績管理(申請と実績の差異) − 生産会議への情報活用
A OEM契約情報管理 ・ PB商品などOEM契約内容についての情報登録と出荷実績にもとづく残数量管理(未引取) ・ 資材の別途売上の有無などの情報も併せて登録することにより、計上漏れ防止
・ パートの人でも100%間違いのない商品ピッキング作業 − 無線ハンディシステム
・ JAN、GTINバーコードスキャン検品機能
・ ロケーション管理 ⇒(ケース、バラ、得意先専用ロケーション)
・ バラ詰め合わせ梱包検品機能(SCMラベル発行)
メーカーにとっては、自社製品が小売店に対しどの様に配荷されているかを把握し、小売店を通じて消費者への販売を増やすことが重要課題です。 そのためには、卸売業から小売店に販売されている実際のデータを入手し、活用する仕組みが必要となります。 ASPACでは、プラネットの販売データを利用した、卸⇒小売店の売上情報のデータベース化を行うことができます。 そのデータベースを構築することで、以下の様な情報活用が可能になります。
・ 様々な実績情報の抽出・集計(小売店営業活動評価) − 商品属性 : カテゴリ、シリーズ、JAN毎 − 得意先属性 : 企業、業態、本部、単店 − 集計項目 : 数量、金額 − 表示方法 : ドリルダウン、 推移照会(週・月・四半期) ASPAC−BIツール(情報分析システム)
・ リベート計算業務への活用
・ 配荷店検索への活用
見込み生産を行うにあたっては、営業部門と製造部門による月々の需給調整のための「生産会議」が重要です。 ASPACでは、生産会議のための様々な情報を抽出・集計できます。
■ 生産会議(毎月の需給調整) ・ 現在の在庫、受注、商談、生産計画を踏まえ需給調整 ・ 単品計画(色、容量) ・ 新製品対応
■ 提供情報 ・ 現在在庫、過去推移 ・ 受注残、商談情報 ・ 生産計画情報 ・ 当年、昨年販売実績 ・ 当年、昨年受注実績